2009年4月 7日 (火)

お休みのお知らせ

 読んだ本や見た映画について単純に記録するために始めたブログでしたが、ゆっくりと本を読んだり文章を書いたりする時間がつくれなくなったので、しばらく(2~3年ほど)お休みします。 4年間ありがとうございました。

2009年4月 3日 (金)

姿三四郎

 「姿三四郎」は冨田常雄の有名な小説なのですが、どうも現在では本が発売されていないようです。黒澤明による映画化、2度の実写テレビドラマ化、アニメ化もされているのにかかわらずもはや過去の作品のようです。試しにまわりの40歳前後の人に聞いても「そんな作品は知らない。」ということでした。

 三四郎の「山嵐」も三船十段の「空気投げ」ももう一般にはあまり知られていないようですね。でもグレイシーならみんな知ってたりして・・・。時の移り変るのはほんとに早いものです。

 数日前に図書館に行くと、コンピューターで蔵書が検索できるようになっていました。「姿三四郎」を検索し、データを見ると「姿三四郎」は何種類か蔵書されており最も新しく出版されたものは1990年代でした。半ばくらいだったかな。ちゃんと覚えていませんが・・。

 そのうち借りてみようかなとちょっと思ったりもします。

続姿三四郎 黒澤明監督

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 檜垣源之助との死闘に勝った三四郎のその後の話しです。昔、テレビドラマで姿三四郎を見たときと同じく(ま、原作が同じですから。。)やはり源之助の弟が兄の仇討に出てきます。で、それより先にアメリカ人のボクサーとの他流試合などもはさまれています。

 正直に書くと、試合のシーンは今ひとつです。対ボクシングも、対空手もスピード感がないし、また形の美しさもないなあと思いました。あんなに簡単に相手の腕をつかまえられないんではないのって思います。

 でも、続姿三四郎もそれなりに面白かったんです。どこが良かったかというと三四郎のキャラと笑顔でしょうか、結局、復讐にやってきた源之助の弟二人も最後はこの笑顔にころっと負けたという感じです。続はどうなのかなと思いながら見ていましたが満足できました。

満足度★★★☆

2009年3月29日 (日)

姿三四郎 黒澤明監督

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 「姿三四郎」、黒澤監督のデビュー作だそうです。映像は部分的に不明になっており完全な作品ではないとのこと。この作品も声が聞取りにくい部分があるのでヘッドホンでボリュームをあげて見ました。わずかにですがセリフで音声がつぶれたようになっているところがあります。

 驚いたことやわからないことがいくつかありました。警視庁の武術大会における試合なのに30分審判無し試合という設定。これは基本的にはどちらかがまいったと言うか、起きあがれなくなるまで闘うということなんでしょうね。こういう試合形式はいつころまで行われていたんでしょうね。驚いてしまいました。

 試合での組み方を見ていると三四郎は常に彼の必殺技である山嵐ねらいのようですね。こういうのは昔の人なら見ていてわかったのでしょうか? 多分これは昔の日本人ならみんなが知っていたんでしょうね。私は偶然人から教わったことがあり見てわかりましたが、現代ではこの技を練習する人もいないようです。技をかけること自体が難しく、受身もとりにくく危険な技と聞きました。三四郎に投げられた村井が不自然な姿勢で投げられているのもそれを示そうとしての演出かもしれません。

 ただ、逆にこの映画が「山嵐」という技の危険性を過大に宣伝しすぎたというのも事実なのだとか・・。

講道館の技解説 http://www.kodokan.org/j_waza/yamaarashi_j.html

 三四郎は投げられても空中で体を一回転させて畳のうえに着地していますが、これは、どうなんでしょうか。この時代の柔道がスポーツでなく、引手なしの放り投げがかまわないとして、はたしてこのように空中で一回転できるのか。これはキャット空中三回転の世界なのか?それともモデルとなった西郷四郎には現実に出来たのか?そこらへんが良くわかりません。

 檜垣源之助ですが、見ていてなにやらジャッキーチェンの敵方のカンフーの達人みたいなイメージでした。これは三四郎が影響を与えているのでしょうか?あんまり強そうには見えないのがちょっと残念でしたが・・。

 映画としての感想ですが、恋愛映画としては悪くないです。とくに神社の階段でのエピソードなんかとても良かったです。

満足度★★★☆ 

2009年3月28日 (土)

デルス・ウザーラ 黒澤明監督(1975)

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ロシア人アルセーニエフが日本海に面する沿海州を軍の調査のために探検する物語です。調査の案内人にゴリト人狩人デルス・ウザーラが同行します。映画ではアルセーニエフとデルス・ウザーラの友情とデルスの森で生抜くための知恵が描かれます。時代は日露戦争の前後で、今からちょうど100年と少し前の話です。

圧倒的な美しさと迫力を持つ自然とその中にいる人間の映像を見るだけで価値があると思いました。

物語はたんたんと進み、様々な出来事が起きたのに、これというドラマが起きなかったように思えるのが不思議でしたが、デルスが自然と人間との対立を調和する術に長けており、そのことが重要なテーマの一つになっているからかもしれません。

美しい物語だと思いました。
ブルー・レイで出たらもう一度見たいと思いました。

満足度★★★★